糸状乳頭 Papillae filiformes

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J0659 (舌:上方からの図)

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J0665 (糸状乳頭:表面からの図)

1. 基本的特徴

糸状乳頭は舌体の背面全域にわたって密在する円錐状の乳頭です。舌の表面に最も多く存在する乳頭として特徴づけられ、以下の形態的特徴があります(Ross and Pawlina, 2019; Nanci, 2017):

2. 組織学的構造

糸状乳頭の微細構造には以下の特徴があります(Mescher, 2018; Nanci, 2017):

3. 機能的役割

  1. 機械的機能:舌背表面にザラザラとした質感を与え、食物の移動や操作を補助します。特に液体の保持や食塊形成に重要な役割を果たす(Nanci, 2017; Logemann, 1998)