趾の線維鞘 Vaginae fibrosae digitorum pedis

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J0517 (右足底の筋)

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J0518 (右足底の筋(第2層))

解剖学的構造

趾の線維鞘(足指の線維性腱鞘)は、足趾の屈筋腱を保持し、腱の滑走を円滑にする重要な線維性構造です(Standring, 2020)。この構造は、趾骨の掌側面(足底側)に沿って存在し、長趾屈筋腱と長母趾屈筋腱を取り囲んでいます。

構造的特徴:

手指との類似性:

腱鞘滑膜との関係

線維鞘の内側には**滑膜性腱鞘(synovial sheath)**が存在し、腱の滑走をさらに円滑にしています(Standring, 2020)。滑膜鞘は閉鎖された二重の膜構造で、腱を取り囲む臓側層と線維鞘の内面を覆う壁側層からなり、その間の狭い腔には滑液が存在します。

臨床的意義

腱鞘炎(Tenosynovitis):