円回内筋
円回内筋は前腕の筋の一つです。主な特徴は以下の通りです:
- 起始:上腕骨内側上顆、内側上腕筋間中隔、尺骨内側面の鈎状突起
- 停止:橈骨外側面(回外筋停止部の遠位)
- 走行:尺骨と橈骨の上を斜めに走り、橈骨前縁を通過
- 構造:上腕頭と尺骨頭の2部分から成る
- 機能:前腕の回内(手掌を下向きにする動作)
- 位置関係:腕橈骨筋とともに肘窩遠位境界を形成
解剖学的特徴として、正中神経が円回内筋の上腕頭と尺骨頭間を通過します。また、尺骨頭の欠損(3%)や低形成(6%)といった変異が報告されています。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0183 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手掌側からの図)
J0184 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手の裏側からの図)
J0466 (右上腕の筋:掌側図)
J0471 (右前腕の筋:前面からの図)