肘関節筋

肘関節筋は、肘関節に位置する小さな筋であり、関節を支えて安定させる役割を果たします。肘関節には上腕の筋が作用します。大まかには、上腕筋と上腕二頭筋が肘を曲げ、上腕三頭筋が肘を伸ばすと考えられます。また、腕頭骨筋も肘の屈曲作用を持ち、上腕骨から生じる前腕筋の一部も肘の運動に影響を与えます。そのため、上腕屈筋を支配する筋皮神経が麻痺しても、腕頭骨筋や前腕屈筋が働くので、肘関節を軽く曲げることができます。