短肋骨挙筋は、単一の節制筋であり、次の下位の肋骨の助骨角の内側に停止します。
日本人のからだ(秋田恵一 2000)によると
短肋骨挙筋
上位の短肋骨挙筋には前枝および後枝の二重支配が見られ、下位では中枝の単独支配が見られます(佐藤達夫、1971; Sato, 1973 b、1974)。さらに中位では支配神経の移行関係が見られ、前・中・後枝の三重支配も存在することがあります。
前枝支配には、直接支配(支配枝が本筋に直接進入)と間接支配(支配枝が隣接する外肋間筋を経由して本筋に進入)の2型が認められます。間接支配の存在は外肋間筋と短肋骨挙筋との形態学的連続性を示しています。
中枝からの支配枝が外肋間筋を支配する例や、後枝からの支配枝が外肋間筋を支配する例も稀に見られます(佐藤達夫、1971; Sato, 1973 b、1974)。これらの所見は、体幹筋の本来の背腹の境界と、完成形の境界が必ずしも一致していない一例です。この成因は、背側筋系と腹側筋系が肋骨付着を争う結果によるものと考えられます。