胸骨甲状筋
胸骨甲状筋は、前頚部舌骨下筋の1つです。主な特徴は以下の通りです:
- 起始:胸骨の後面
- 走行:胸骨舌骨筋の背側およびやや内側を急角度で上方に走る
- 停止:甲状軟骨の斜線の後ろ
- 機能:喉頭と甲状軟骨を引き下げる
- 神経支配:頚神経枝
- 血液供給:上甲状腺動脈の輪状甲状枝
また、この筋肉は声帯を下げる役割も果たし、喉頭の位置を調整して音声を調節します。解剖学的変異として、下部に腱が確認されたり、甲状舌骨筋または下咽頭収縮筋と接続されることもあります。
J0417 (頚部の筋(2層):前方からの図)
J0419 (頚部の筋(第3層):前方からの図)
J0420 (頚部の筋(第3層):右側からの図)
J0421 (舌骨筋(深層):前面図)
J0426 (頭側から見たときの気管の始まりを通る頚部の断面図)