中斜角筋
中斜角筋は、頚部の側面に位置する深層筋の一つです。以下がその主な特徴です:
- 起始:C3-7横突起(前、後結節間の溝)から起始し、しばしば環椎と軸椎から副束を持ちます
- 停止:主に第1肋骨の鎖骨下大静脈溝の背外側で停止します。時折、線維束の一部が第2肋骨の外側外面に付着することもあります
- 機能:斜角筋群は主に吸息筋として働き、頚椎を動かす作用は従属的です
- 構造:腹側部と背側部に区別され、それぞれが異なる神経支配を受けます
- 神経支配:腹側層は第4から第8頚神経から、背側部は第2から第8頚神経から支配枝を受けます
中斜角筋の形態や起始・停止には個人差や人種差が見られることがあります。
J0418 (頚部の筋(第2層):右側からの図)
J0419 (頚部の筋(第3層):前方からの図)
J0420 (頚部の筋(第3層):右側からの図)
J0423 (深頚筋:正面からの図)
J0425 (右側の斜角筋:右側からの図)
J0430 (右の前鋸筋(外側鋸筋):外側およびやや腹側からの図)