咬筋
咬筋は、顔の側面に位置する強力な咀嚼筋の一つです。その主な特徴は以下の通りです:
- 最も浅層に位置する咀嚼筋で、浅部と深部の2つの部分から構成されています。
- 起始:浅部は頬骨弓の前3分の2の下縁と内面、深部は頬骨弓の後3分の2の下縁です。
- 停止:下顎枝および下顎角の外面です。
- 主な機能:下顎骨を引き上げて歯をかみ合わせることです。
- 非常に強力な筋肉で、歯をかみ合わせると体表で目視や触覚で確認できます。
咬筋の構造については、解剖学者によって様々な見解があり、より詳細な層構造が提案されています。例えば、沢田(1976)の研究では、固有咬筋を浅部(3層)と深部(2–3層)に分類しています。
J0064 (下顎の右半分、筋の起こる所と着く所:外側からの図)
J0077 (頭蓋骨、筋の起こる所と着く所:右方からの図)
J0079 (頭蓋骨、筋の起こる所と着く所を示す:前面からの図)
J0081 (外頭蓋底:筋の起こる所と着く所を示す図)
J0409 (口領域の深層筋、少し右方からの図)