肩鎖靱帯
肩鎖靱帯について説明します:
位置と構造:
肩鎖靱帯は、肩関節において肩甲骨の肩峰と鎖骨を結ぶ靱帯です。
特徴:
- 肩鎖関節の関節包の前面が肥厚し、強化されて形成されています。
- 関節包全体は比較的緩いものの、前面がやや強化されています。
機能:
- 関節の安定性を維持します。
- 脱臼を予防する役割を果たします。
関連する動き:
- 肩鎖関節の可動域は限られていますが、肩甲骨の外側角が上方に向かう動きがあります。
- この動きに伴い、肩甲骨が軽度回転します。例えば、外側角が上方に向かう際、下角が前方に移動し、上角が下降するような回転運動が生じます。
この靱帯は、肩甲骨と鎖骨の接合部の安定性を維持する上で重要な役割を担っています。
J0309 (右肩帯と靱帯:外側から少し前方からの図)
J0464 (右肩甲骨の筋:前面からの図)