足の舟状骨

足の舟状骨は、中足根骨に属し、足根の内側に距骨と楔状骨の間に位置しています。この骨は前後に扁平で、背側では凸面、足底側では凹面になっています。前面には3つの凸面の関節面があり、それぞれ内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨と関節しています。後方は距骨頭に対する関節窩を形成しています。内側面は粗面状で下方に突出し、舟状骨粗面を形成しています。皮下で触知することができます。外側面では、立方骨と関節することも多いです。底側面で舟状骨粗面に近い部分には、後脛骨筋腱の深層のものが通る浅い斜めの溝があります。この名前は、ラテン語のNavisの縮小形Navicula(小舟)に由来しています。

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J0256 (右足の舟状骨:後方からの図)

J0257 (右足の舟状骨:前方からの図)