中手骨底
中手骨底は、中手骨の手首に最も近い部分を指します。以下にその特徴をまとめます:
- 手首の骨(手根骨)や中手骨の近位端と連結しています。
- 手根骨と接する関節面があり、この面の形状は各中手骨で異なります。例えば:
- 第1中手骨:鞍状の凸面で、掌背方向に凹の双曲面状
- 第2中手骨:特に大きく、中央に小菱形骨の隆起に適合する溝状のくぼみがある
- 第3・4中手骨:ほぼ平坦
- 第5中手骨:不完全な鞍状
- 第2~5中手骨底の隣接する側面には、中手骨同士を連結するための細長い平坦な関節面があります。
- これらの構造の違いが、各中手骨の運動性の差として現れます。
J0202 (右の第三指の中手骨と指節:手の背面からの図)