岬角
岬角は、以下のような特徴を持つ重要な解剖学的構造です:
- 仙骨底の前縁が前方に突出し、三角形の骨を形成する部分
- 健常人では角度が120〜135°
- 第4腰椎下縁と仙骨上縁を結ぶ接線上で最前方に位置する点
- 医用画像や解剖学的記述における重要な基準点
- 腹腔内から明確に識別可能
- 骨盤の大きさや形状を判断する際の重要な解剖学的目印
また、岬角には以下のような特徴的な現象が見られることがあります:
- 重複岬角:狭義の腰仙移行椎に必ず存在し、ある研究では解剖実習体224体中59例(26.3%)で確認されています
岬角は、骨盤や脊柱の構造を理解する上で欠かせない解剖学的ランドマークです。
J0325 (右の骨盤の靱帯:前面から少し上からの図)
J0490 (腰部の筋:腹側図)
J0491 (右の鼡径部の筋膜:腹側からの図)