舌骨
舌骨は以下の特徴を持つ独特な骨です:
- 下顎骨と喉頭の間の舌根部に位置するU字形の小骨です
- 体、大角、小角の3つの部分から構成されています
- 体は舟の形をしており、前面に十字形の隆線があります
- 様々な筋肉(舌骨舌筋、オトガイ舌筋、肩甲舌骨筋、胸骨舌骨筋など)の付着部となっています
- 系統発生的に鰓の骨格の一部に相当し、第2臓弓軟骨と第3臓弓軟骨に由来します
舌骨は筋を介して舌と密接な関係があり、発声や嚥下などの機能に重要な役割を果たしています
J0072 (舌骨:上方からの図)
J0073 (舌骨、右半分:左方からの図)
J0074 (舌骨、筋の起こる所と着く所:上方からの図)
J0075 (舌骨、右半分、筋の起こる所と着く所:左方からの図)
日本人のからだ(平田和明 2000)によると
舌骨の舌突起
舌骨体のほぼ中央部上方に存在する結節状または突起状の骨隆起を舌突起と言います。痕跡的なものも含め、その出現率は65.0%であるとされています(上條, 1966)。