顎舌骨筋神経溝;顎舌骨神経溝

顎舌骨筋神経溝は、下顎骨の解剖学的構造の一つで、以下の特徴があります:

また、日本人の下顎骨では約6.2%に顎舌骨筋神経溝骨橋が見られ、これは下顎小舌の後方延長部や更に遠位部に形成されることがあります

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J0061 (下顎骨:下方からの図)

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J0063 (下顎骨、右半分:内側からの図)

日本人のからだ(平田和明 2000)によると

顎舌骨筋神経溝骨橋(図30)

顎舌骨筋神経溝に形成される骨橋は、下顎小舌が後方に延長した部位に形成されるものと、さらに遠位(下方)部に形成されるものがあります(Yamano and Yamaguchi, 1976)。下顎骨177個中11個(6.2%)に見られます(Dodo, 1974)。

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図30 顎舌骨筋神経溝骨橋(Yamano and Yamaguchi, 1976)

図30 顎舌骨筋神経溝骨橋