下顎骨
下顎骨は以下のような特徴を持つ重要な骨です:
- 下顎を形成し、頭蓋と顎関節を構成する
- 水平な馬蹄形の下顎体と、上方に向かう下顎枝の2つの主要部分からなる
- 上縁の歯槽部には、各側に8本の歯を収める歯槽がある
- 正中線上の前面にオトガイ隆起があり、人間特有のオトガイを形成する
- 下顎枝には筋突起と関節突起があり、後者が顎関節を形成する
- 内部に下顎管があり、神経や血管が通過する
- すべての咀嚼筋が付着する
下顎骨は咀嚼や発声など、重要な機能を担います。その名称「Mandibula」(ラテン語)は「噛む」という意味に由来しています。
J0061 (下顎骨:下方からの図)
J0062 (下顎骨、右半分:外側からの図)
J0063 (下顎骨、右半分:内側からの図)
J0064 (下顎の右半分、筋の起こる所と着く所:外側からの図)
J0065 (下顎の右半分、筋の起こる所と着く所:内側からの図)