篩骨稜(口蓋骨の)Crista ethmoidalis ossis palatini

J0056 (右の口蓋骨:内側からの図)
解剖学的記述
位置と構造:
- 篩骨稜は、口蓋骨垂直板の内側面(鼻腔面)に位置する前後方向に走る骨性の隆起です(Standring, 2016)
- 口蓋骨垂直板の上部、蝶口蓋切痕の下方に存在します(Moore et al., 2018)
- 篩骨稜は、より下方に位置する鼻甲介稜(下鼻甲介が付着)よりも上方にあります(Netter, 2019)
関節と連結:
- 篩骨の垂直板(正中板)の後下縁と関節を形成します(Standring, 2016)
- この関節により、骨性鼻中隔の後下部を構成します(Moore et al., 2018)
- 中鼻甲介の後端が接する部位でもあります(Netter, 2019)
周囲構造との関係:
- 上方:蝶形骨洞の外側壁に近接
- 前方:篩骨迷路(篩骨蜂巣)と関係
- 後方:蝶口蓋孔に連続
- 下方:鼻甲介稜を介して下鼻甲介と関連
臨床的意義
副鼻腔疾患との関連:
- 篩骨稜周囲は篩骨洞炎や蝶形骨洞炎の波及経路となりえます(Bhattacharyya, 2006)