上顎骨
上顎骨は、顔面頭蓋の中央に位置する不規則な形をした含気骨です。主な特徴は以下の通りです:
- 左右の骨が正中で結合し、眼窩、鼻腔、骨口蓋の形成に関与します。
- 主部である体(上顎体)と4種類の突起で構成されています:
- 前頭突起:上方に伸び、前頭骨と接合します。
- 頬骨突起:外方に伸び、頬骨と連結します。
- 口蓋突起:水平に内方へ伸び、硬口蓋の大部分を形成します。
- 歯槽突起:口蓋突起から下方に伸び、歯を支持します。
- 内側には上顎洞(上顎鼻洞)が存在します。
- 前面には眼窩下孔があり、眼窩下神経と血管が通過します。
上顎骨は顔の中央部の形成に重要な役割を果たし、咀嚼、呼吸、発声などの機能にも関与しています。
J0047 (右の涙骨:外側からの図)
J0048 (右の涙骨:内側からの図)
J0053 (右上顎骨:外側からの図)
J0054 (上顎骨:内面からの図)
J0055 (上顎骨:下からの左右両方の結合した図)
J0056 (右の口蓋骨:内側からの図)
J0094 (頭蓋骨の前頭断、後方からの図)