蝶形骨の小翼
蝶形骨の小翼は、蝶形骨体の前端から左右に翼状に延びる三角形の部分です。主な特徴は以下の通りです:
- 先端は細く鋭いです
- 前縁は前頭骨の眼窩部と縫合するために鋸歯状になっています
- 中央部分は篩骨の篩板に接しています
- 前根と後根の2つの根があり、その間を視神経管が通ります
- 後縁は自由縁で、内側の端に前床突起があります
- 上面は平坦で、頭蓋底の一部を形成します
- 前頭蓋窩の後部を構成し、内側では蝶形骨隆起に移行します
- 下面では、大翼眼窩面との間に上眼窩裂を形成します
J0023 (蝶形骨:上方からの図)
J0024 (蝶形骨:前方からの図)
J0025 (蝶形骨:後方からの図)
J0085 (内頭蓋底、アノテーション付き)
J0086 (左側からの頭蓋骨の正中切断図)