外後頭隆起
外後頭隆起は、後頭骨の後頭鱗の外側ほぼ中央に位置する隆起です。その主な特徴は以下の通りです:
- 頭蓋骨の後部中央、後頭骨の外面に位置する突出部です
- 脳の重量を支える重要な役割を果たします
- 首の筋肉が頭部を動かすための力点となります
- 髪を結ぶ際に頭部後方で触知できる突起です
日本人の頭蓋骨に関する研究では、以下のことが明らかになっています:
- 上項線と最上項線の間に位置し、その隆起の程度には個人差があります
- 隆起の下縁は上項線によって比較的明瞭ですが、上縁は一般に不明瞭です
- ある研究では、調査した228個の頭蓋骨のうち26個(11.6%)に後頭隆起が観察されました
J0021 (後頭骨:後下方からの図)
J0022 (後頭骨:右側からの図)
J0086 (左側からの頭蓋骨の正中切断図)
J0087 (左側からの頭蓋骨の正中断図)
J0295 (頭蓋骨と頚椎の靭帯:右側からの図)