後頭骨の後頭鱗
後頭骨の後頭鱗は、後頭骨の主要部分であり、以下の特徴を持ちます:
- 大後頭孔の後方に位置する広く扁平な骨部です。
- 頭蓋冠の後頭部と頭蓋底の後部を形成します。
- 縁は不規則な三角形の広大な鱗状部で、鋸歯状の形状を呈します。
- 大部分はラムダ縫合を介して頭頂骨に接続し、下方では側頭骨とも接合します。
後頭鱗の形成過程には以下の特徴があります:
- 下方の項線から上部にかけての部分は、線維性骨化によって形成される膜性骨です。
- 複数の骨化中心から形成され、それらが互いに癒合します。
- 時に、2〜4個の小さな、または1個の大きな頭頂間骨(インカ骨)が独立して形成されることがあります。
J0020 (後頭骨:前方からの図)
J0021 (後頭骨:後下方からの図)
J0022 (後頭骨:右側からの図)
J0082 (頭蓋骨:上方からの図)
J0083 (頭蓋骨:内側からの図)