眼窩上切痕;眼窩上孔;外側前頭切痕
眼窩上切痕は、眼窩縁の内側部に位置する解剖学的構造です。以下がその特徴です:
- 眼窩上縁の内側部に2つの切痕または孔が存在し、その外側のものを指します
- 眼窩上動脈や眼窩上神経外側枝の出口となっています
- 三叉神経の圧痛点でもあります
- 切痕の代わりに孔(眼窩上孔)として存在することもあります
日本人の頭蓋骨における出現頻度に関する研究では:
- 眼窩上孔は、413頭蓋826側中214頭蓋(51.8%)、318側(38.5%)で観察されています
- 眼窩上切痕は、413頭蓋826側中309頭蓋(74.8%)、508側(61.5%)で確認されています
この構造は、前頭神経の枝の経路と密接な関係があり、解剖学的に重要な位置を占めています。
J0035 (前頭骨:前方からの図)
J0037 (前頭骨:下方からの図)
J0090 (右の眼窩:前方からの図)
J0091 (右の眼窩、アノテーション付き:前方からの図)
日本人のからだ(平田和明 2000)によると