下肢
下肢は、人体の下半身を構成する主要な部分です。具体的には以下の要素を含みます:
これらの部位を総称して下肢と呼びます。
下肢の特徴:
- 四足動物では後肢と呼ばれます。
- 上肢に比べて強靭ですが、運動の自由度は低くなっています。
- 体重を支え、歩行や走行などの移動機能を担う重要な役割があります。
下肢は解剖学的に大きく二つの部分に分けられます:
- 下肢帯(かしたい)または骨盤帯(こつばんたい):脊椎と下肢をつなぐ骨構造で、左右の寛骨、仙骨、尾骨で構成されています。
- 自由下肢骨:下肢帯に連結する骨で、大腿骨、脛骨、腓骨、足の骨(足根骨、中足骨、指骨)で構成されています。
下肢には筋肉、血管、神経も含まれており、これらが協調して機能することで、立位や歩行などの動作が可能になります。
J0001 (骨格:前方からの図)
J0002 (骨格:右方からの図)
J0276 (5ヶ月胎児の右下肢の骨格:正面からの図)