正確な解剖学用語を使用することにより、医療関係者は国内だけでなく、海外の同僚と情報交換ができます。解剖学用語がないと、関節の異常や筋の作用、ある器官の位置異常、腫脹物や腫瘍の局在などについて十分に記述や討議ができません。日本独自の解剖学用語を選定する作業は、この意味からは理解しがたいものです。