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目次(III. 脈管系)

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大動脈の各部位は、その方向と位置によって様々な名称が付けられている。大動脈の始まりの部分を上行大動脈(Aorta ascendens)、左の肺根を越えて湾曲している部分を大動脈弓(Arcus aortae)、脊柱に沿って走る部分を下行大動脈(Aorta descendens)と呼ぶ。大動脈弓の終わりの部分は狭くなっており、大動脈峡(Isthmus aortae)と呼ばれる。下行大動脈はさらに胸大動脈(Aorta thoracica)と腹大動脈(Aorta abdominalis)に分けられる。なお、尾動脈(Aorta caudalis)は骨盤の大動脈(Beckenaorta)とも呼ばれる(RK600(主要脈管系の分布概観図)RK626(ヒス束の本幹と右脚) )。

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RK600(主要脈管系の分布概観図)

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RK626(ヒス束の本幹と右脚)