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図74 正中神経と円回内筋との関係(右前面)(浦, 1962改変)

( )には、Adachi (1928 a)の331例中の出現頻度を示します。正中神経は通常、円回内筋の上腕頭(Ch)と尺骨頭(Cu)の間を通過する(I型)。上腕頭の間を通る場合(II型)や、尺骨頭の深層を通る場合(III型)もあります。尺骨頭の欠損(IV型)や上腕頭の過剰頭(V型)の出現も観察されます。 Hu:上腕骨、M:正中神経、Ra:橈骨、Ul:尺骨