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図66 左肝静脈と中肝静脈の分岐型(中村, 1982)

これは下大静脈肝部を前から見た模式図で、中肝静脈と左肝静脈のみを描いています。

I:左肝静脈と中肝静脈が長さ1cm以上の共同幹を形成(10.8%)。

II: 左肝静脈と中肝静脈が長さ1cm未満の共同幹を形成し、2本に分岐(42.2%)。

A:左肝静脈と中肝静脈に分岐(26.5%)。

B:S8からの静脈が近位で分岐(7.2%)。

C:S7からの静脈が近位で分岐(6.0%)。

D:S7からの静脈が独立して存在(1.2%)。

E:S8からの静脈が独立して存在(1.2%)。

III:左肝静脈と中肝静脈が長さ1cm未満の共同幹を形成し、3本に分岐(26.5%)。

A:左肝静脈,中肝静脈,S8からの静脈に分岐(6.0%)。

B:左肝静脈,中肝静脈,S7からの静脈に分岐(9.6%)。

C:左肝静脈,中肝静脈,両者の中間の静脈に分岐(4.8%)。

D:左肝静脈,中肝静脈,独立したS7からの静脈(3.6%)。

E:S8からの静脈,共同幹,S7からの静脈(2.4%)。

IV:左肝静脈と中肝静脈が長さ1cm未満の共同幹を形成し、4本に分岐(4.8%)。

A:左肝静脈,中肝静脈,S8からの静脈,S7からの静脈に分岐(2.4%)。

B:左肝静脈,中肝静脈,S8からの静脈,独立したS7からの静脈に分岐(1.2%)。

C:左肝静脈,中肝静脈,両者の中間の静脈,S8からの静脈(6.0%)。