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目次(III. 脈管系)

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(RK600(主要脈管系の分布概観図)

鎖骨下静脈は上肢と肩からの血液を集め、さらに胸壁の一部からも血液を集める。このため、鎖骨下動脈とほぼ同じ分布領域を持つ。

この静脈は第1肋骨の外縁から胸骨柄まで伸び、胸鎖関節の後方で内頚静脈と合流し、腕頭静脈を形成する。第1肋骨の上では、前述のように前斜角筋によって鎖骨下動脈と隔てられている。まれに動脈とともに前斜角筋の後方を通ることもある。内頚静脈との合流部には、多くの場合1対の弁が存在する。