(RK673(大腿動脈とその枝(I))、RK674(大腿動脈とその枝(II)))
大腿動脈は、その走行中に6〜8本の筋枝を大腿部前方の筋群に分岐する。
これらの筋枝は主に動脈幹の前壁と内側壁から発し、その数と太さは多様である。脛側および腓側の大腿回旋動脈の下行枝が太い場合、前方筋群に至る筋枝は相対的に細くなり、その逆も成り立つ。つまり、筋枝の太さと分布範囲は、大腿回旋動脈の下行枝の発達度合いに依存している。