https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
(図565(男性骨盤の右半内面と神経分布)、RK671(男性の会陰部の動脈 II)、RK672(女性の会陰部の動脈) )
陰部神経叢は主にSIIIとSIVから由来し、その構成成分は明確な神経叢様の配列を示す。これは梨状筋の下縁に接し、腱様に光る尾骨筋の前面上に位置する。
a) 陰部神経叢の結合
尾骨筋の上を走るSIVからの1枝によって、この神経叢はSVと連なり、それを介して尾骨神経叢Plexus coccygicusとつながる。これが仙尾骨神経係蹄Ansa sacrococcygicaである。陰部神経叢は上方では、SIVの上部を通じて仙骨神経叢Plexus sacralisと結合している。さらに、交通枝を介して交感神経幹Truncus sympathicusとも連絡している。
b) 陰部神経叢の枝
(図565(男性骨盤の右半内面と神経分布)、RK671(男性の会陰部の動脈 II)、RK672(女性の会陰部の動脈))
陰部神経叢からは壁側枝と臓側枝が出る。壁側枝は胴体の下端部の壁に、臓側枝は骨盤内臓に分布する。