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片山正輝

目次(II. 筋系)筋系の図譜

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構造と分類

上顎骨膜筋束の特徴

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RK515(頭部の筋(III) 前面図)

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RK516(頭部の筋(IV)および舌骨上筋)

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RK518(頭部の筋(V)および舌骨上筋)

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RK519(頭部の筋(VI)および舌骨上筋)

これらの筋束は以前異常筋(Mm. anomali)として記載されていたが、実際には恒常的に存在する解剖学的構造である。これらは骨膜を起始とし、骨膜に停止する。上顎骨の筋束は、上顎骨の前頭突起から起始して犬歯窩へと走行する。

また、これらの筋束は眼窩下筋から起始し、犬歯筋へと連続する所見がしばしば認められる。

参考文献:E. Cords, Z. Anat. Entw., 65巻, 1922年、およびH. Virchow, 同誌, 84巻, 1927年。