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図54 頚神経叢皮枝の形態(中野,1977)

A: 頚神経長枝の走行と分布、そして長枝を基準にした頚部の区分を示しています。a-gは、頚神経長枝分布域間に分布する短枝の分枝の分布域を指しています(cは、頚神経との混同を避けるために使用されていません)。

B: 頚部皮神経の剖出例を示しています。a、d、e、g領域に短枝が見られます。a領域では、a1は第2大耳介神経、a2は第2小後頭神経を指しています。OMaは大後頭神経、OMdは小後神経後枝、OMvは小後頭神経前枝、SCiは中間鎖骨上神経、SC1は外側鎖骨上神経、SCmは内側鎖骨上神経、Tは後頚横神経、TCは頚横神経を意味します。