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片山正輝

目次(III. 脈管系)

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A12_1031(外頚静脈)External jugular vein

基本構造と走行

主要な流入静脈

形態学的特徴

発生学的特徴

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RK680(頚部浅層の静脈)

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RK681(頭部の静脈(I):浅層の静脈)

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J0609 (頚部の深部静脈:右側からの図)

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J0610 (顔の表在静脈:右側からの図)

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J0611 (顔の深部静脈:右側からの図)

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J0612 (頚部の静脈、腹側図)

これは耳介の後方で後頭静脈 V. occipitalisと耳介後静脈 Vena retroauricularisが合流して形成される。その後、広頚筋と浅頚筋膜の間を下方に進み、頚部下部で胸鎖乳突筋の後縁に達する。そして肩甲舌骨筋の下腹の前方または後方で、頚筋膜の浅葉と中葉を貫き、1本または2本以上の小幹となって腕頭静脈に開口する。時には内頚静脈または鎖骨下静脈にも開口することがある(RK680(頚部浅層の静脈))。中央部にしばしば1対の弁がみられ、下端の開口部には常に1対の弁が存在する。

経路中に周囲から細い静脈を受け入れ、上方では下顎後静脈あるいは顔面静脈と1本の太い吻合枝でつながっている。下顎後静脈または顔面静脈がこの静脈に移行することもある。この静脈に流入するものは以下の通りである:

a) 後頭静脈 V. occipitalis