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片山正輝

目次(V. 神経系)

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頚髄上部では散在性の線維として存在し、それより下方では後索の周辺部に細い縁を形成する。仙髄では後正中中隔の両側に半卵円形の領域を占める。この経路は脊髄円錐の灰白質内で終止し、その起始はまだ正確には解明されていないが、おそらく上肢からの知覚性線維の下行枝で、下肢への線維を出す根細胞および索細胞に終わると推測される。