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目次(VI. 感覚器)

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眼球の位置と配置

保護構造

解剖学的特徴

眼球は眼窩の中心軸上に位置しているわけではなく、内側および下方の壁よりも外側および上方の壁に1~2mm近接している。また、通常、角膜頂点が眼窩口の面とちょうど一致している。

このため、眼球は上下方向で骨性の眼窩縁によって保護されている。内側でも鼻骨が同様の保護機能を果たしている。しかし、外側では骨による保護が極めて不十分で、眼球の外側面の大部分がこの方向から無防備な状態にある。眼窩を水平に切断し、内外の眼窩縁を直線で結ぶと、この線は眼球の外側面を鋸状縁の後方で横切るのに対し、内側面では角膜縁で交差する。