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図547(右上肢の皮神経分布領域)、548(右上肢の皮神経分布領域)
これは腕神経叢の下方尺側神経索から出て、腋窩では最初に腋窩静脈の背方にあり、次いでその内側面に接する。Th II(まれにTh IまたはTh III)からの外側皮枝と様々な形で結合する。この外側皮枝は特に肋間上腕神経N. intercostobrachialisと呼ばれる。両神経は1本の小幹を形成するか、分かれたまま進むか、または肋間上腕神経が主要な神経となり、尺側上腕皮神経はそれとは別に走る細い枝か、細い1結合枝にすぎないこともある。
この結合枝、または肋間上腕神経N. intercostobrachialisは腋窩で次の枝を出す:
尺側上腕皮神経は上腕の中央部でその内側面において上腕筋膜を貫き、下方に進んで尺側上顆および肘頭付近に達する。