[図451]側脳室脈絡叢:下角部位
海馬足と側脳室下角の前額断面図(2倍拡大)
v. l. 側脳室の下角;sub. 海馬傍回;c. A. 海馬足。脳室面はdからcまで白い髄質板で覆われ、この髄質板は海馬采fiへ移行する。aとbの間では脈絡叢p. ch. が脈絡壁(Paries chorioideus、Zottenplatte:R. Wetzel)を形成している。外部に露出している面を覆う軟膜の連続は点線で示されている。n. c. 尾状核尾;f 歯状回;g 退行髄板(白網様質へ続く)。
[図452]第三脳室脈絡組織・第三脳室脈絡叢と側脳室脈絡叢
間脳と側脳室を通る前額断面図。半模式図(2倍拡大)。
*cr.*大脳脚;v. III第三脳室;*v. l.*側脳室;r脳弓(f)の上面と脳梁(c, a.)の下面の間にある側脳室の陥凹;*n. c.*尾状核;st. t.分界条。脳弓の外側稜cから、側脳室脈絡叢(ch. l.)を持つ軟膜葉が橋渡ししてaに向かい付着板の縁に達している。この部分、および脳弓の下面と視床・第三脳室の上面にある軟膜葉は点線で表している。脈絡叢の上皮は鋸の歯のような多くの凹凸を持つ線で模式的に示す。上下の両軟膜葉の間には、緩いクモ膜下組織(sa.)と2本の内大脳静脈(v. v)の横断面が存在する。*ch. m.*第三脳室脈絡叢。