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目次(IV. 内臓学)

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図084(顔面頭蓋、咽頭、喉頭の正中面やや外側での矢状断)

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図194(男性の喉頭)

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図198(喉頭の前半部:前額断面で後半部を除去)

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図201(声帯ヒダと室ヒダの横断面)

これも対をなして、鋭い縁を持つ縦走する粘膜のひだである。淡い色をしており、室ヒダの下方に位置し、甲状軟骨から披裂軟骨へと伸びている。このひだは、三角プリズム形の声帯唇Labium vocaleという隆起の自由縁に相当する。声帯唇には声帯靱帯と声帯筋が含まれている。黄色い声帯靱帯の結節がこのひだ内でわずかに透けて見え、この部分を黄斑Macula flavaと呼ぶ。また、披裂軟骨の声帯突起の先端も黄色く透けて見えるが、この部分には特別な名称はない。声帯ヒダの自由縁の振動により音声が生成される。