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片山正輝

目次(II. 筋系)筋系の図譜

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解剖学的位置と起始・停止

変異

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RK486(頭蓋底の外面における筋の起始および停止)

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RK519(頭部の筋(VI)および舌骨上筋)

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RK520(下顎骨外面の筋起始と停止)、RK521(上顎骨内面の筋起始と停止)

この筋は翼突窩の面および縁、上顎骨の隣接する小部分、翼状突起外側板の下端外面から起始し、下後方へ走行して下顎骨の翼突筋粗面に停止する。

**神経支配:**咀嚼筋はすべて三叉神経第3枝により支配される。

作用:咬筋、側頭筋、内側翼突筋が両側性に活動すると、下顎が上顎に引き寄せられて顎が閉じる。外側翼突筋が両側性に作用すると下顎が前方へ押し出され、この前方に押し出された下顎は側頭筋後部の作用で引き戻される。下顎の下方への運動(開口)は咀嚼筋の作用ではなく、下顎下方の諸筋、特に顎二腹筋とオトガイ舌骨筋の作用による。

翼突筋群が一側性に活動すると、下顎は一方の関節頭を中心に回転し、下顎骨を上げて歯を噛み合わせる。

咀嚼筋の年齢による変化については、BluntschliとSchreiberが『Fortschr. Zahnheilk.』V巻(1929年)に詳しく論じている。