(RK673(大腿動脈とその枝(I)))

通常2本存在するが、時に1本の共通幹として出現することもある。1本は恥骨結合に向かって内側上方に進み、下腹壁内側部と隣接する外陰部で分枝する。もう1本は恥骨筋上を越えて内側の筋膜下を進み、筋膜を貫く。男性では陰嚢枝 Rr. scrotales として陰嚢に、女性では陰唇枝 Rr. labiales として大陰唇に分布する。これら2本の枝は互いに吻合し、対側の同名枝とも結合する。