[図375]脊髄の下部と馬尾およびこれらを包む硬膜(1/3)後面(Quainより)
硬膜嚢を切開し、その切り口を両側に開いている。左側では神経根をすべて残しているが、右側ではL2以下の神経根を硬膜貫通部まで切除している。尾骨は本来の位置にあり、終糸と尾骨神経の尾骨との関係を示している。a:後正中溝、b, b:終糸(右側をやや引っ張っている)、b':硬膜嚢(c, c, c, c)外の終糸、d, d:神経根の硬膜貫通孔、e:歯状靱帯、DX, DXII:第10・12胸神経、LIとLV:第1・5腰神経、SIとSV:第1・5仙骨神経、CI:尾骨神経。