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目次（VI. 感覚器）

構造と特徴

• 内網状層は弱拡大時に細かい顆粒状に見えるため、内顆粒層または内分子層とも呼ばれる
• 様々な種類の神経細胞の樹状突起と神経突起の豊富な分枝で構成されている
• 層内には真の神経細胞が点在し、主に水平方向に突起を伸ばしている

寸法

• 網膜の大部分で40µm、鋸状縁では30～35µmの厚さを持つ

特殊構造

• 外方と内方の境界から原線維の房状の群が入り込み、同じ階層で出会う様子は、2つの樹木の梢が接するような形態を示す

図630(ヒトの網膜視部の横断面)

図631(ヒトの中心窩を通る断面図)

図633(網膜の内面における視神経線維の放散)、634(ある哺乳動物の網膜の横断面)

弱拡大では細かい顆粒状に見えるため、innere granulierte Schicht（内顆粒層）またはinnere molekulare Schicht（内分子層）とも呼ばれる。この層は様々な種類の神経細胞の樹状突起と神経突起が作る豊富な分枝から構成されている（図633(網膜の内面における視神経線維の放散)、634(ある哺乳動物の網膜の横断面)）。層自体に属する神経細胞は稀だが、真の神経細胞が点在し、主に水平方向に突起を伸ばしている。層の厚さは網膜の大部分で40µm、鋸状縁では30～35µmである。

内網状層には外方と内方の境界から原線維の房状の群が入り込み、同じ階層で出会う。これは、反対方向から来た2つの樹木の梢が接するような様相を呈している。