この三角形の筋は棘下窩の大部分から起始し、肩関節の関節包を越えて走行し、上腕骨大結節の中央部に停止する。
その終腱と関節包の間には、棘下筋滑液包 Bursa m. infraspinatiが存在することがある。
**神経支配:**肩甲上神経
**脊髄節:**C5, C6
**作用:**上腕骨の外旋
**変異:**本筋は小円筋と癒合することが多い。SchwalbeとPfitznerによると、完全癒合は約13%、部分的癒合は約12%に見られるという。最上部の筋束は程度の差はあるが独立する傾向があり、これをM. infraspinatus minor(小棘下筋)と呼ぶ。