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図191(**男性の喉頭筋と靱帯、気管上部および舌骨:**左前方からの図)、192(**男性の喉頭筋と靱帯、気管上部および舌骨:**後方からの図)
図193(男性の喉頭、気管上部、舌骨、およびこれらに付着する筋肉と靭帯の図。甲状軟骨の左板とそれに付着する靭帯の大部分は除去されている。左側面からの図)
これは斜部Pars obliquaと横部Pars transversaからなる。横部は披裂軟骨の後面下部とその関節の上を横に広がり、披裂軟骨の外側縁に付着する。やや長めの四辺形の筋で、輪状軟骨板の上縁に位置している。
斜部は細い筋束で横部の後面に位置し、筋突起から斜めに走って対側の披裂軟骨上部に向かう。そのため、対側の同名筋と交差する。一部の筋束は披裂軟骨を回って前上方に進み、喉頭蓋軟骨の側縁で消失する。これを披裂喉頭蓋筋M. aryepiglotticusという。
この筋の一部が下方に進んで甲状軟骨の角に付着することが多いため、この筋全体を甲状披裂喉頭蓋筋M. thyreoaryepiglotticusとも呼ぶ。