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片山正輝

目次(I.骨格系)

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解剖学的境界

形状と連続性

周囲との連絡

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RK268(眼窩と上顎洞の内側面、翼口蓋窩)

翼口蓋窩は、上方を蝶形骨、前方を口蓋骨と上顎骨、後方を翼状突起と蝶形骨大翼の蝶上顎面によって境界される。内側壁は口蓋骨の上顎板により形成される。外側は細い隙間を介して側頭下窩と連続しており、上方が広く下方に向かって漏斗状に狭くなって、翼口蓋管Canalis pterygopalatinusに移行する。

この狭小な空間には、周囲から複数の重要な構造物が開口する。後壁には正円管Canalis rotundusと翼突管Canalis pterygoideusが開口し、内側は翼口蓋窩と広く交通する。前上方は下眼窩裂を介して眼窩と連絡する。