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目次(III. 脈管系)

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この静脈は、ほぼ同名の動脈が分布する領域と同じ範囲から血液を集めている。

仙腸関節から第4・5腰椎間円板まで伸び、その右側面で左右の総腸骨静脈が合流して下大静脈となる(RK600(主要脈管系の分布概観図)RK690(縦胸静脈とそれらの連絡、および胸管を示す図))。右側の静脈はやや短く、より直線的に走行し、傾斜が急で動脈の右後方に位置する。左の総腸骨静脈はより長く、より強く傾斜して同名動脈の内側に接している。また、中仙骨静脈 V. sacralis mediaを受け入れ、右総腸骨動脈の起始部後方で右総腸骨静脈と合流する(RK600(主要脈管系の分布概観図))。

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[図696] 下大静脈系と門脈系の連絡(模式図)