RK490(頚部、胸部、腹部の筋群:左側は浅層、右側はより深層を示す)
RK494(**前腹壁の横断面:**腋窩下部)、495(**前腹壁の横断面:**臍部)、496(**前腹壁の横断面:**臍下部)
腹直筋鞘は、前葉と後葉の2層構造を持つ。内腹斜筋の腱膜が腹直筋を前後から包み込み、前葉は腹直筋の全長を覆うが、後葉は半環状線までしか達しない。外腹斜筋の腱膜が前葉全体を補強する一方、腹横筋の腱は上部で内腹斜筋の後葉を、下部では前葉を補強する(RK494(**前腹壁の横断面:**腋窩下部)、495(**前腹壁の横断面:**臍部)、496(**前腹壁の横断面:**臍下部) )。
半環状線 Linea semicircularis:一説では、腹横筋の腱膜は半環状線を超えて下方まで伸びているとされる。