(RK573(下腿および足の筋(側方から見た図)) 、RK574(下腿および足の伸筋群)、575(下腿の筋群) 、RK578(下腿の筋群) 、RK579(下腿における屈筋の深層) )
脛骨の膝窩筋線と内側縁、腓骨小頭と腓骨外側の骨稜上1/3、さらに脛骨と腓骨の両起始間に張るヒラメ筋腱弓(Arcus tendineus m. solei)からも起始する(RK578(下腿の筋群) )。その強大で幅広い終腱は腓腹筋の終腱と合して下腿三頭筋腱(Tendo m. tricipitis surae、別名アキレス腱)を形成する。
**神経支配:**脛骨神経
脊髄節との関係:(L4), L5, S3
**作用:**足を足底方向に屈曲させ、踵を挙上する。足を固定した状態では下腿を後方に引く。
**変異:**この筋は完全に欠如または重複することがある。重複の場合、第2のヒラメ筋は独立した腱で踵骨に付着する。ヒラメ筋の深層から起始し踵骨に停止する過剰筋束も報告されている。極めて稀に見られるM. tensor fasciae plantaris(足底筋膜張筋)は、ヒラメ筋起始の下方、脛骨の膝窩筋線から起始し、破裂靱帯または足底方形筋に停止するか、足底腱膜に移行する(W. Krause)。