(RK505(横隔膜および寛骨内部の筋) )

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RK488(腰背筋膜と周囲との関係)

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RK505(横隔膜および寛骨内部の筋)

腰方形筋は長方形の扁平な筋で、脊柱の側方、最下位肋骨と腸骨稜の間、腰腱膜の直前に位置する(RK488(腰背筋膜と周囲との関係) )。背側部と腹側部の2部からなり、両部は多様な形で癒合している。背側部は腸骨稜と腸腰靱帯から起始し、第1~第3(4)腰椎の肋骨突起および最下位肋骨に停止する。腹側部は第(2)3~第5腰椎の肋骨突起から起始し、同じく最下位肋骨に停止する。

**神経支配:**肋下神経および腰神経叢

**脊髄節との関係:**Th. XII、L. I~III

**作用:**最下位肋骨を下方に引き、寛骨を上方に引き上げる。

**変異:**腹側部が第12胸椎体に達することがある。また、起始尖頭の数が通常より多いまたは少ない場合がある。