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RK530(上腕および肩甲骨の筋:尺側面図)

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RK531(肩部の粘液嚢)

これは、平たい円形の横断面を持つ比較的長い筋で、上腕二頭筋の短頭とともに肩甲骨の烏口突起から起こる。その細長い筋腹は上腕骨の中部で小結節稜およびそこにある粗面に停止する。通常、この筋は筋皮神経により貫かれる。

烏口突起の尖端および烏口腕筋の腱の下方、肩甲下筋の腱の上に、烏口腕筋嚢(Bursa m. coracobrachialis)という粘液嚢が存在する。

**神経支配:**筋皮神経による。

**脊髄節との関係:**C. VI, VII

**作用:**この筋は上腕を内転し、前方に挙上する。

**変異:**2個または3個の烏口腕筋が存在することがある。短烏口腕筋(M. coracobrachialis brevis)は烏口突起の基部から始まり、肩関節包や上腕骨など、上腕の近位部の様々な箇所に停止する。長烏口腕筋(M. coracobrachialis longus)は尺側上腕筋間中隔に停止し、尺側上腕二頭筋溝内の諸構造を越える。