(RK639(体幹上半の動脈(I):浅層の諸枝)、RK640(体幹上半の動脈(II):深層の諸枝) 、RK648(鎖骨下動脈と腋窩動脈) )
これは太い動脈で、小胸筋の上縁で始まり、その枝がさまざまな方向に広がる。この動脈は三角筋大胸筋三角 Trigonum deltoideopectorale の内部で3本の枝に分かれる。
a) 肩峰枝 R. acromialis は1本または2本以上の枝からなり、三角筋と烏口突起の間を肩峰に向かって走り、筋を貫いてそこに達する。これは筋と肩関節の栄養に関与し、肩甲上動脈の枝およびその他いくつかの小枝と共に肩峰動脈網 Rete acromiale を形成する。
b) 三角筋枝 R. deltoideus。三角筋枝は橈側皮静脈と並んで三角筋の間隙に入り、これら2つの筋に広がる。
c) 胸筋枝 Rr. pectorales。これは外側鋸筋と大胸筋に分布し、胸壁の他の動脈と吻合する。